カテゴリー「オランダの庭園」の2件の記事

2008.06.29

アムステルパーク薔薇園

(夫のパソコンからなんとか引き出せたので、空白のアムステルダム二日間をアップします!)

アムステルパーク薔薇園

Amsterpark, Amsterdam, Holland

6月24日

これはどうしようかなあ、書かない方がいいんじゃないかな、あんなに驚異の薔薇園を次々見たあとでは、、、。
という気持ちになってしまう薔薇園でした。

アムステルパーク入り口に着いて薔薇園を聞いたところ、あの生け垣の向こうにあるという話。生け垣の向こうに行くと、ふむふむなるほど、薔薇園の始まりを思わせるちょぼちょぼした薔薇の植栽が。で夫と二人、その先をどんどん歩いて行きましたがとうとう薔薇園は現れず。じゃああのちょぼちょぼしたベゴニア花壇のような植栽が薔薇園だったんだ!とある意味驚きの薔薇園でした。

薔薇の株がどれも高させいぜい30cmくらい。今が花盛りの時らしく、確かに花は付けていますが、小ぶりの赤花で修景用薔薇の一種でしょうか。その赤薔薇以外にも植えられていますが、種類はせいぜい数品種くらいのもの。形ばかりにつる薔薇が誘引されていますが、枝ぶりも悪く、悲しくなるような育ち具合でした。

アムステルパーク薔薇園

Img_0010

アムステルダムということで気候が厳しいのでしょうか。Img_0008
確かに北海道の厳しい冬が終わり春を迎えるたびに、凍害で年々貧相になる株に北国の限界を感じる時があります。
でもアムステルダムのこの薔薇の株は、凍害にあったとは思えない。
つる薔薇のシュートは本数は2,3本ながら、あくまでも青々とすっくりと伸びています。
北海道ではところどころ、凍害の跡の茶色の斑点が出てしまいます。

ただし、ふと思い出しました。
同じオランダのデンハーグの薔薇園。手入れはよく薔薇園も立派でただ花の開花時期よりも早かったため盛りを見られず残念でしたが、やはり薔薇の株は小さく、つる薔薇の成長ぶりも良くなかったことを。
凍害とは別ながら、やはり薔薇の成長が難しい気候条件なのでしょうか。
それでもデンハーグのB&Bのオーナー夫人が「先週も行ってみたけどまだ開花してなかったわ」と薔薇の開花を心待ちにしていたのに較べて、このアムステルパークの薔薇園の人気もないさみしさは際だって対称的でした。

こんな刈り込みが得意な公園でした

Img_0006

kihotulip

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2008.06.01

ウエストブローク公園薔薇園

ウエストブローク公園薔薇園

Westbroekpark, Den Haag, Holland

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5月31日

デンハーグのB&Bのすぐ後ろに広がるウエストブローク公園。朝の散歩の時も薔薇園を見に出かけた時も、さまざまな鳥に出会いました。クロツグミに姿も鳴き声もよく似たクロウタドリ。金属的な鳴き声のシジュウカラそっくりさん。やっぱり歌のうまいキビタキそっくりさん。鳥の本も買ってチェックしなければ。book

その公園の奥に案内図にRosariumと記された広大な薔薇園があります。B&Bのオーナー夫人からも「先週行った時はまだ咲いてなかった」と言われていた通り、まだ薔薇は堅い蕾。でも白い野バラがちょうど見頃でした。野バラの真ん中にベンチが据えられているのは、やっぱりこの街には野バラ愛好家が多いのですね。きっと。

野バラのベンチ38

薔薇園自体は、薔薇が主体とはいえ区切られた薔薇の植栽の周りは広大な芝生、そのボーダーにはシャクナゲやツツジなどの花木や草花がきれいに植えられて、公園としてとても立派な見応えのある公園でした。薔薇園としてみるとオールド系の薔薇はほとんどなく、薔薇も平面的に植えられているだけで、わずかにつる薔薇の数本がフェンス仕立てでちらほら咲いていました。その中に1本、枝先がすっかり枯れているものがあり、ふと、北海道のように寒さが厳しい地域のような気がしました。

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休日のある一日、日頃の疲れをいやすために緑豊かな芝生の庭を薔薇を愛でながら歩きたい、そんな気分の時にはとっても心休まる薔薇園だと思います。薔薇の数はかなりあるかと思いますがどれも小ぶりな樹勢で、公園全体の広大さと緑の豊かさが薔薇の存在感を和らげるようにうまく考えられて作られている、そんな公園でした。

遊び心が可笑しい大きなスコップのオブジェ

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kihotulip

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