リバーランドをめざして
11月21日
この旅行、レンタカーもフル活躍で走り回っていますが、今日もアデレードから東へ200km、Renmarkを目指します!!
目的はRenmarkにある、Ruston's Roses。
4000種5万株以上の薔薇が植えられているという、この薔薇園にも興味津々なのですが、なにより、元世界ばら会の会長もなさった薔薇園の持ち主、David Ruston氏にお会いすることになっているのです!!
パースのDi Durstonさんが、お会いする時間も午後2時にRuston氏のコテージで、とお約束を取りつけて下さいました♪
いつどこに着くかも決めていなかった(宿泊先でさえも!)のんきな西オーストラリアのドライブと違って、お約束のあるドライブは遅れないようしっかりしなくては!!
(B&B)
朝、鉄道宿舎のB&B、その名もRailway Stayを我々にしては超~早く9時に出発!!
このB&B、名前の通りすぐ脇に鉄道が通り、オーストラリアの聞きしに勝る長距離貨物列車の長い長い貨物が延々といつ終わるとも知れず通りすぎます。鉄道ファンには堪えられない体験!!
、 、、なのかもしれませんが、夜中にこれが三回も通ったことを想像してみてください!!
夜中じゅう、旅客機がごオオーと低空飛行で近づいてくる夢を見てちょっと寝不足気味でした。
レンマークに行く途中には、オーストラリアで最大といわれるマレー川、その川に最初にかかった橋といわれるマレー橋など、見所もあります。
お昼休みをしたLoxtonは、マレー川ナショナルパークにもなっている、リバーランドと呼ばれる景勝地。
この景色を見たくてつい寄り道♪
やっぱりなかなかの景色です。
しばし車を停めて見入りました。
でも、いけないいけない、先を急がなくては!!
とはいえ、頑張った甲斐あって13:20にはRuston's Rosesに到着しました。
時間もあるのでまずは薔薇園を見学させてもらうことに。
入場料8ドルが必要ですが、イベントにも貸し出しているようで、この日もある家族が盛大にお祝い事のお食事会を開いていました。
ガーデナーさんに氏のコテージの場所を確認すると連れていってくださることに。
車でも道路から行けるのですが、薔薇園から続く裏道を案内してくれます。
2時にはまだ時間があったのですが、その後しばらくお待ちしても残念ながらその時にはお会いできず、また薔薇園を見学し、結局お会いできたのは帰りがけでした。お昼寝なさっていたようです。
御高齢でいらっしゃるのに、お会いするという無理なお願いをして待つのにお疲れになったのでしょう~。申し訳ないことです。
でも訪問したことをとても喜んで下さって、お家の中にもお招きいただきました。
少しお話しし、記念に写真も撮らせていただき、ご体調も今日は良いとおっしゃっていらしたご様子では、やっぱりお疲れになられてはいけないとすぐにおいとまを。
コテージの前の道が水浸しなのをご覧になって「Oh, naughty boy! おや、困ったいたずらっ子だ!! 」と緩くなったホースの蛇口を閉めるご様子は茶目っ気たっぷり♪
御高齢のラストン氏のご様子を気遣う方々も多く、私も心配でしたが、お元気にお玄関前でポーズをとってくださるラストン氏のしゃきっとしたお姿はとってもお元気そう!!はるばるお会いしに来た甲斐がありました!!
ラストン氏の薔薇園もイベントの場にも使われるほど、きれいに手入れされ、今回の家族お食事会の集まりでも、退屈した子供たちの遊び場にもなっています。
それにしても広大!!
それにしても、なんて、薔薇の種類の多いこと!!
ラストン氏は、長く、発見されたヘリテージ・ローズを引きとって、ご自分の薔薇園で保存なさっていました。その品種が数多く今もこの薔薇園で育っているはず。
ヘリテージ・ローズのコーナーの名札を覗き込みながらそんなことを思い出しました。
ここにも!!
Aussie Sixerの薔薇を発見!!
Di Durstonさん初め、西オーストラリアのヘリテージ・ローズ保存活動の方々寄贈のベンチも!!
さて、実は私にはもうひとつ、ここでやらなければならない使命があったのです。
それは…!
ラストン氏の像をみつけ、日本の有志の方々が像が建てられる際寄贈したという記念のプラークの写真を撮ること!
やはり国際的に薔薇の分野で御活躍なさる、ある方からの御依頼です。大変お世話になっているその方のご希望をかなえること以上に、私も是非この場に来たのだから拝見したいと、とても興味がありました。
ガーデナー氏に聞くと、なんとそれはこの薔薇園ではなく、レンマークの町中にあるのだそう。確かにそうですよね。ご自分の薔薇園に置くのもおかしいかも。
教わった通り、レンマーク市内の川岸に添って歩くと、噴水の左手向こうだというのですが見えてきません。
通りすぎる人に「像があると聞いたのですがどこでしょう!?」と聞くと、像と言っただけなのに「Ruston氏の像ね、あそこよ!!」と!
これにはびっくりしました、ラストン氏は本当に地元の町でも十二分に名士でいらしたのです!!
その像!!
日本と違って全身像ではなく、半身像なんですね、それも公園にもとても似合っている。
そして、プラークは?
何人もの方が寄贈されたんでしょう~いくつも並びます。
夫と二人、分担して探していくと、ありました!!
Seven Rosarian friends in Japanと刻まれたプラークが!!
この公園もマレー川の流域に添って作られています。レンマークも含め、この辺一帯がリバーランドと呼ばれているのです。
川の少ないオーストラリアでは、余り見慣れない豊かな水を湛えた水面。
この街だけではなく、オーストラリア、いえ世界で活躍されるラストン氏は、本当にこの街の人々の誇りなのだと実感しました。
| 固定リンク
「2015.11オーストラリア旅行」カテゴリの記事
- アデレード カリック・ヒルとシーダーズ(2015.12.01)
- 無事帰宅 大雪のお出迎え(2015.11.27)
- メルボルン 薔薇の旅の終わりに(2015.11.26)
- アデレード 最後に出会った珠玉の薔薇園(2015.11.24)
- バロッサバレー 薔薇とワイン(2015.11.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント