« 世界遺産、ハドリアヌスの城壁 | トップページ | ブロンテ姉妹の郷、ハワース »

2012.06.29

オープンガーデン、イギリス文学、そしてパブ

2012.6.27

今日はとっても楽しい日でした

オープンガーデンに参加し、イギリス文学ゆかりの地をめぐり、そして最後はパブ!

S0250

パブではヨークシャーのご夫妻、ここから10分のところから来たご夫妻、そしてシアトルから来たアメリカ人の女性と楽しくおしゃべり。

S0249

お天気の話から、パブではチップはいらない話、ヨークシャープディングの話。

ヨークシャープディングとは、シュー皮のような生地の器の中に各種シチューが入っているもの。
私は地中海風野菜が入っているものをオーダー。

(ヨークシャープディング)

S0255

そのパブのヨークシャープディングがとてもおいしくて私が大満足なのを見て、「ヨークシャープディングを見るたび、あなたを思い出すわ」と言われてしまいました。

S0256

こんな観光地のパブに(私達はプロンテ姉妹が住んでいたHaworthに来ています)、地元のご夫婦もこんな風に気軽に訪れるなんて。またひとつ知識が増えました。

さて、朝はオープンガーデン

結構重たいThe Yellow Bookをわざわざ日本で買って持ってきた割には(しかもその後、ネットで見られることがわかってがっかり)、まだオープンガーデンに行っていなかった私達。
ちょうど今日、近くでやっていることがわかったので、行ってみることにしました。

(近くの道々に、ngsと書かれたこんな黄色の案内板があります)

S0061

(受付)

S0027

Haverthwaite Lodge
Haverthwaite LA12 8AJ

S0016

8割はチャリティーに寄付されるという見学料は、このガーデンは3ポンド。
ホテルに附属するこの庭の他に、近くにあるオーナーの家の庭も見学できます。

S0025

さらに3ポンドで、このホテルの素晴らしいコンサーバトリーの喫茶室で、お茶とスコーンがいただけるとのことでしたが、たっぷりのイングリッシュ・ブレックファストをいただいた直後なので、残念ながらそれはパス。

S0046

雨が残念でしたが、ホテルの庭だけあって歩きやすく、開放的な造りのお庭でした。
薔薇もあちこちで咲き始めています。

S0050

受付をしていた男性がいろいろ説明してくれて、よく聞いたら、イギリス人と結婚してここに住んでいるアメリカ人とのこと。エンジニアだったそうですがガーデンが好きで、今はここでガーデニングの仕事をしているとか。
彼だけではなく、そんな話、以前も聞いたことがあります。
イギリスのガーデンはアメリカ人をも魅了するんですね~。

ウィンダミア湖に面するこのホテルはヨットハーバーにもなっていて、ホテルはずいぶんと高級そうです。
湖の見える庭というだけでも、雰囲気がありました。

オーナーの庭というのは、ロックガーデンになっていてまた別の雰囲気。

S0070

今日だけ解放、というのが嬉しい、とてもプライベートな空間です。
よく手入れされた花と植栽、そして、まるで絨毯のような芝生。

S0092

そんな個人の庭の雰囲気を味わえるのもオープンガーデンならでは。
朝一番だったのでまだお客様は少なく、じっくり見学できてラッキーでした。

S0083

そして次に目指すは昨日予定していたヒル・トップ。

ヒル・トップ
Hill Top
Near Sawrey, Ambleside, Cumbria, LA22 0LF

S0129

ご存じ、ピーター・ラビットの作者、ビアトリクス・ポターの住居です。
ここのお庭がとてもかわいくて、私はもっぱらお庭ばかりをうろうろ。

S0110

コテージ・ガーデンは自然な雰囲気で、あちこちに小花類がちりばめられ、薔薇もしっかり咲いていました。もう大丈夫!薔薇はもうどこでも開花しています。

S0113

そこから北へ30分ほどのところには、ワーズワースのコテージが。
(すぐ着くはずだったのですが、今回は事故で大渋滞。迂回路がまた迂回した車で詰まってしまい、私達もはまってしまいました。でもなんとか到着。)

ダヴ・コテージ&ワーズワース博物館
Dove Cottage & Wordsworth Museum
Dove Cottage, LA22 9SH
Tel: (015394)35544
www.wordsworth.org.uk

S0172

ここも湖を遠景に窓から見える田園風景が、ワーズワースのあのロマンチックな詩作に結びついたことがよくわかります。

S0179

ワーズワースが手入れしたというお庭もこじんまりとした見晴らしの良いお庭。

S0176

こんな風光明媚な土地柄だからこそ、世に聞こえる物語や詩が生まれるものなんですね~。

そして北の地を後にし、南へ走ること1時間半。
そんな物語を生み出したまた新たな地に到着しました。
ハワース。

S0225

ブロンテ姉妹のあの胸を締め付けられるような切ない物語は、いったいどんな土地から生まれたのか、ぜひとも知りたくてやってきました。

ところが、、、。
そんな感傷にふけるまもなく、パブで思わぬ楽しいひとときを過ごしてしまった私。。。
明日はどんな感慨を抱けるか、今日はビールもきいているので、もう寝ます。
おやすみなさい。。。

|

« 世界遺産、ハドリアヌスの城壁 | トップページ | ブロンテ姉妹の郷、ハワース »

2012イギリス・アイルランド旅行記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オープンガーデン、イギリス文学、そしてパブ:

« 世界遺産、ハドリアヌスの城壁 | トップページ | ブロンテ姉妹の郷、ハワース »