ミルゲート・ハウスのロサ・ヘレナ
2012.6.24
Millgate House
Richmond Yorkshire
Tel: 01748-823571
この無計画な旅行で、特に最初からこれは絶対!と目指していたものがあるとすれば、それはノース・ヨークシャーの小さな古い街、RichmondのB&Bミルゲート・ハウスの中庭で、あふれんばかりのクリーミーホワイトの花をつけるRosa Helenaeを見ることでした。
日本にいるうちから宿泊の予約メールを入れ、今年のロサ・ヘレナは?と聞くのですが「こちらも咲くのを待っている。。。」との返事。そのはっきりしない返事に、どうも遅れているみたいだと、最初6月の半ばに予定していた宿泊を6月下旬に再度変更。そしてそのためにアイルランド旅行を先にしました。
それほどの思い入れのロサ・ヘレナ。。。
どうだったかというと。。。
完敗でした。。。
あ、完敗ではなく、5輪は咲いていました。。。悔し紛れ。
ほとんど、緑の小山でした。。。
やはり例年だったら今はもう咲いているとのことで、今年は春の霜で他の花もみなやられてしまった、とオーナーT氏。
(ロサ・ヘレナの数輪の花)
この方、冗談大好きで、部屋を案内してくれるときもバスタブは別料金、シャワーも別料金だの、ほとんどが冗談。
たまにする本気の話もどこまで本気なんだか。
ロサ・ヘレナは咲いていない、と言ったときだけは、冗談であって欲しかった。
庭はこのT氏ともう一人のオーナーA氏で作ったようで、お二人とも花にも薔薇にも詳しく、お話しながらもさりげに花の手入れをしていました。
ロサ・ヘレナは数輪でしたが、他の薔薇は咲き始めで庭のあちこちで輝いています。
おなじみガートルード・ジェキル。
ブラッシュ・ノワゼット。
スタンウェル・パーペチュアル。
薔薇と他の花々が混植された傾斜地の庭は遠くの牧場や緑と一体になって、庭やホテルが何度も賞をとったことが当然だと思えます。
庭もチャーミングですが、家の調度やアンティークの食器、刺繍などが飾られた室内も秀逸。
早くに着いたので、他の部屋も見せてもらったのですが、どの部屋もセンスよい高級感あるインテリアでまとめられ、泊まってみたい部屋ばかり。
この日は、サッカーEURO2012準々決勝、イングランド-イタリア戦。
私達の部屋には、ベッドルームの他にキッチンも付いた居間があり、そこでビール片手にサッカー観戦。ゴキゲンな夜を過ごしました。
(残念ながら試合は、PK戦までもつれ込み、イングランド敗退。イギリスにいる間、勝ち続けて欲しかったなあ。)
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