2012.6.22
旅のトラブル、ここへ来て続出です。
その1、車。
その2も車。
どれもレンタカー絡みで、今日に至っては地元のお兄ちゃんに4レター・ワードを連発されるありさま。
その1.
昨日北アイルランドからリーズに到着しレンタカー会社へ。
借りた車まで小雨の中延々と空港前を横切って歩き、予約したレンタカーを自分でみつけるのまでは海外ではいつものこと。
レンタカーに乗り込み、取り外し式のカーナビを取り付けようとしたら、カーナビ本体と設置金具の形が合わない。取付部の大きさが全然違う。
近くにいたレンタカー会社のおじさんに持っていくと、彼も必死で取り付けようとし、取付部の片方は入ったけど、大きさが違うから当然がたがた。片方入ればいいってものではないでしょう~とは最初から思って見ていたけど、彼もその時点でようやくあきらめて、かたわらにあった別のカーナビの袋から、金具を取り出しました。
それはみごとフィット!取り替えてくれました。走り出す前に気づいてよかった。
と思ったのもつかの間、肝心の車がやたら難しい車。オートマのレバーの表示がそもそも違う。ドライブのDとあるところがA。プジ○ーの車だから自国語ではそうなんでしょうけど、慣れない。。。
まだそれだけなら良かったのだけど、坂道ではフツーに逆行。低速になると、エンストしそうな音をたてて、ギクシャク振動、まるでマニュアル車。
しばらく走ってみて、「これはこの先やってられない、取説もないし」と、さきほどのおじさんのところに戻ると、合わないカーナビでさえ無理矢理あわせようとしたおじさんですから、「最近のオートマは皆坂道は逆行する」()とか「取説はないから、聞きたいことがあったら聞いて」とかがんばります。(何かあったときに取説が欲しいの。今わかれば苦労しない。)
それでも取説もなくこの車を運転するのは不安で(だってオートマ車なのにマニュアルのギアシフトもあるんです!)、替えてもらうことに。
デスクに電話して交渉してくれて、言うことは。。。
「あのベンツかこのベンツかあのアウディ」
オートマ車で使えるのはそんなたいそうなクルマばかり。
この先、狭いイギリスの田舎道を走ろうと思うのに、それでは。。。
それでもプジ○ーには自信がなく、アウディにすることにしました。
カーナビはついているので、カーナビの借り代がいらなくなり、差し引きゼロで借りられました。まあ結果オーライです。相変わらず取説はないけど、運転もしやすそう。
その2.
チャッツワースの帰り道、田舎道は私でも運転できそう~ということで、ハドン・ホールへ行く道は私が交代しました。
アウディ、初体験です!
でも、確かに運転しやすい。
方向指示器とワイパーのレバーが逆なのにも慣れたし。
と快適ドライブをしていたら、前方から来た車のおじさん、蛍光カラーの服を着て、なにかの作業員らしいのですが、身を乗り出して何事か告げます。どうも左に寄ってと言っているらしい。
左に寄るくらいなら、楽勝~。と先を行くと。。。
おじさんの告げていたことが、目の前に出現して、突然納得出来ました
2車線道路の1.5車線ほどの巾のあるブルドーザーを積んだトラックが、前方からせまってきたのです。1.5車線では、どう回避できるのかもわからず、固まってしまった私。しかも先ほどから初めて運転したばかりのアウディのハンドルを握りしめて。。。
ブルドーザートラックの後ろには、追い越せない車の列。
私の車の後ろにも、追いついた車の列。
どうも路肩に車を乗せて、通り過ぎるしかなさそうなんですが、それってあり???
実はこのレンタカーは保険はフルにはかけていなくて、傷がついたら自分で補償しなければなりません。
(フル・インシュランスをかけないのは普通です。私達の他にも、女性二人連れが、借りたレンタカーを前から後ろから、じっくりチェックして、事前の写真まで撮っていました。借りる前についていた傷を書類に記録して、事前に提出します。)
イギリスで最初に借りた車が、ちょっとヘッジに触れただけで、ほんの少し傷がつき、ひやひやものだった覚えのある我々。そこの木々も枝を四方八方にのばし、縁石に乗り上げたら、傷つくのが目に見えてます。
5分も固まっていたわけではないのに、後ろの車のお兄ちゃん、すっかり興奮して降りてきて、路肩に乗せろ、運転を代われ、と大騒ぎです。
私もその時点では夫に運転を代わってもらっていたのですが、「この車はフル・インシュランスではないから、傷つけられない。木の枝を押さえて」とお兄ちゃんに。(私もがんばったでしょう?)
そんな興奮状態のお兄ちゃんですが、文句を言いながらも意外と素直にI know, I knowと言いながら、私と一緒に木の枝を押さえてくれました。
でもアウディ。なぜか車自体が固まってしまって、エンジンストップ状態。
お兄ちゃん「○○キング・カー、○○キング・カー」と毒づくこと毒づくこと。
夫がようやくエンジンをかけ、路肩に車を乗せて、私は枝を必死に押さえ、なんとかそのブルドーザートラックとすれ違いました。
ブルドーザートラックの運転手もその間、あれこれと言っていたのですが、だいたいこんな状況、日本でも世界でも今まで聞いたことがありません。
道路幅1.5倍の車が突然前方からやってくるなんて
(いちおう前触れの車は走らせていたけど、トラック同士だったら、どうやってすれ違うつもりでしょう)
こういう作業車は夜間に移動するとか、通行止めにするとか、片道通行にするとか、他の方法をとるのでは?と方法は知りませんが、とにかく見たことも聞いたこともない。。。
しかも私の初運転の時に。。。
はあ~~~。
写真がないのが残念です。
でもあの状況で写真なんか撮っていたら、お兄ちゃんになんて言われるか。。。
その後の私、ハドン・ホールで薔薇が見られて、やっと元気になりました。
元気すぎ、という話も。。。
長々読んでいただき、ありがとうございました。
最近のコメント