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2012.02.02

アユタヤに沈む日

2月1日

Sscn1522_2 アユタヤで見た鳥たち

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アユタヤ
世界遺産にもなっているこの有名な観光地。

ガイドブックには「たび重なるビルマとの戦いのため、徹底的に破壊され見るべきものは残っていない」「跡形もなく破壊された」との言葉がならび、何がどう存在して世界遺産なのか、行くまではアユタヤのイメージをつかむことができませんでした。

それが、、、一歩足を踏み入れた途端、いきなり心をわしづかみにされました。

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広大なアユタヤの草地に点在するレンガの建物群、正確には建物群の廃墟。

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かつては王宮だったり寺院だったりお墓だったりした天をつくほどの建造物が、見渡す限りの果ての果てまでただその礎や柱、仏塔を残すのみのレンガ色の廃墟となって、目の前に展開してました。

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ここはかつては東洋でも屈指の繁栄をきわめた王都

ヨーロッパの商船のみならず徳川家康時代の御朱印船も往来し、日本人山田長政が地方長官として活躍したと伝えられる地。

それが今は広々とした鳥のさえずる一面の緑地となり、延々延々、ひたすらくずれかけたレンガ色の遺跡群になっているのです。

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森に浸食され自然に覆い隠されて歴史から消えていったたアンコールワットとはまた違って、人間によって作られ人間によって壊される、破壊と建設の人類の歴史、その無常観を見た思いでした。

ここへはツアーを使わず、交通機関を使って行きました。
BTSサパーン・クワイ駅から北バスターミナルまでタクシー49バーツ(150円)。
北バスターミナルからは、アユタヤ行きエアコンバス。

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23番窓口でチケット購入、48バーツ(150円)。113番ターミナル10:00発。アユタヤ着、11:30。
アユタヤではレンタサイクル、1台一日、40バーツ(120円)。

デポジット300バーツ取られますが、返却時に返ってきます。

レンタサイクル。これが大正解でした。

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真っ平らのアユタヤは、一度自転車に乗ってしまったら、どこまでも行ける感じです。
日差しはきつかったのですが、風を切って自転車で快走~。

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最初に概要をつかもうと日本の援助で作られたというアユタヤ歴史研究センターに行きましたが、入場料100バーツも払ってほとんど中身がなく、建物だけ立派という印象。

アユタヤの寝仏さま、ワット・ローカヤースッターにて

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この寝仏も破壊されたようですが、その後復元されました。

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その背後に広がるのも無惨に破壊されたいにしえの寺院跡と仏塔。

ワット・プラ・シー・サンペット
(通常は50バーツ必要ですが、この日は無料でした。)

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ワット・プラ・シー・サンペットの3つの塔は、アユタヤ歴代の3王のお墓。
これだけの破壊の中で、青空を突き刺すように3つ揃って並ぶ姿が印象的です。

敷地内の風景は、どこかで見たような原風景。
ローマのフォロロマーノ、ギリシャ遺跡を思わせます。

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ここは2011年秋の水害がひどかったらしく、遺跡下部には土汚れがあり、何より塔自体が傾いて、立ち入り禁止区域があちこちに設けられていました。

ワット・プラ・ラーム
遠くからも目立つひときわ大きな塔(チェーディ)が立っています。

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ワット・マハータート
(ここも通常は50バーツ。この日は無料。)

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ビルマ軍の度重なる侵略は、徹底した破壊を伴いました。
かつては寺院をぐるりと取り囲んでいた仏像群は、ことごとく頭部を破壊され、上体、あるいは台座のみになっています。

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ワット・マハータートは、切り落とされた仏像の頭部が年月と共に木の根に巻き込まれた仏様で有名な寺院。

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寺院自体もまた広大な廃墟でした。

ワット・ラーチャプーラナ

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入場料50バーツ。
ここでは本日無料と書いてなく受付にも人が居たので夫が払ったところ、チケットもくれず二人の男はなにやら変な様子。
不審に思った夫が「領収証!」と日本語で強く請求したら照れたようにお金を戻したそう。

他と同じくここも無料だったようですが、それにつけ込んで様子のわからない観光客からお金をとっていたみたいです。やっぱり観光地は油断がならない。それにしても返してくれて良かった。たまたま道路で事故があり、パトカー等が近くにいたことも幸いしたみたいです。

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ここはプラーンと呼ばれるクメール式仏塔で有名。
確かにアンコールワットを思わせる彫り物が。
私のお気に入り、ガルーダもがんばっています。

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帰りはまた、Naresuan通りから出るバンコク行きバスで、48バーツ(150円)。来たときと同じように北バスターミナルが終着駅です。

帰りのバスの中から夕陽が見えました。
アユタヤへの道路沿いには日本の工場も多く、やはり秋の水害にも遭ったのでしょうか。残骸が残り、道路が今も浸水している場所もありました。

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日は沈み、そしてまた昇る。
アユタヤの王朝はほろびても、人間の暮らしは自然と共に、こうして延々と続いていきます。

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コメント

やっと鳥が出てきた
上のはカザリオウチュウ(何とかDRONGO)下のはハチクイ(BEE EATER)かと・・・
何しろ私の資料はすべてそっちに行ってるので確信はないけど

体調も回復したようで何よりです。
しかし、どこへ行くにも交通費や入場料が安くて良いね。
日本じゃ5~10倍かかりそう(アヤしいヤツはいないかも知れないけど)

こっちは寒くて死にそう

投稿: 黒猫 | 2012.02.03 09:38

黒猫さま、

さすが~。
まだ体力なくて、鳥の特定までする余裕がなくて。

Drongoはそうかも!
下のはヒヨドリ大だったから、これもDrongoの一種かなあ。


投稿: kiho | 2012.02.03 19:51

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