最後の夜はチャンカット・ブキッ・ビンタンで
2月20日
今日いきなり出かけたのはクアラルンプールのビジネス街。
ペトロナス・ツイン・タワーのあるKLCCと呼ばれる中心地へ。
LRTラインを初利用
何を隠そう、もう最後だというのに、野鳥のフィールドガイドを買いに来たのです。
昨日の日本語のお上手な方から、ここの紀伊国屋にあると教えられて。
ところが。。。
最後に買おうというのが甘かったのか、紀伊国屋にはありませんでした。
タイの紀伊国屋でみつけたときに買っておけばよかった。。。
あの時買っていれば、その後ずいぶんと役だったのに、「重いなあ~ボルネオの本があるからいいかなあ~」とさんざん考えた末、買わなかったのです。
いまさら探してもね~。
しかも有名なペトロナス・ツイン・タワーは紀伊国屋の入っている巨大ショッピングセンター スリアKLCCの真上にあるため、地下鉄で来た私達からは見ることも出来ず。
スリアKLCC
少し離れた街区から見たペトロナス・ツイン・タワー
ホテルの部屋からは、KLタワーがよく見えます。
ここのカフェテリアで簡単にお昼をすませて、午後はクアラルンプール発祥の地といわれるムルデカ・スクエアへ。
ここにあるのは、マレーシアでも美しさで評判のイスラム寺院、マスジッド・ジャメ。
入り口で服装チェックを受け、夫はガウン、私はスカーフの着用をするようにと貸し出されました。
マスジッド・ジャメ
夫のガウン姿。
私もスカーフ。
イスラム寺院、初めて入ったのですが、美しいタマネギ型のドームの建物の中は、ただ柱があるだけの広々とした大理石のホール。
そこに、人々が思い思いの格好で横になっているホール、また祈りを捧げているホールがありました。
イスラムは偶像を禁じ、人々が偶像に祈るのも禁じています。
だから確かにその広いホールには人々がいるだけで、神仏や飾りものはありませんでした。
風が吹き抜ける空間で、静かに礼拝をする人々。
私にとっても、とても静かで印象的な時間でした。
その近くには、他にも歴史的建物が続々。
スルタン・アブトゥル・サマド・ビル(旧連坊事務局ビル)
最高裁判所
セント・マリー聖堂
ここの噴水がなんと、ウツボカヅラをデザインした噴水。
可笑しかったのでつい写真に収めました。
そうこうしているうちに、雨がポツポツ。
来た~~~
昨夜から、思い出したように大雨が降っているのです。
この時もしばし、軒下でやり過ごそうと雨宿りしていたのですが、長引きそうなので、コーヒーショップへ移動。
カプチーノとアメリカンをゆっくり1時間かけて。
雨はますます豪雨になり、しかも風まで出て横殴りに。
スコールなんてもんじゃありません。
乾季のこの時期だというのに、東南アジアのあちこちで、時ならぬ雨が降っているようです。
ペナンでもランカウイでも、私達はなんとか観光の邪魔にならない程度で済んでいますが、連日、まるで梅雨時のように降っているところもあるそう。
これって気象的にはどうなんでしょう。異常気象とかではないのかしら。
雨が収まるのを待って、最後はチャイナタウンへ。
マレーシア最大のヒンドゥー寺院 スリ・マハ・マリアマン寺院
ここは靴を脱がなければならず、雨の直後で大変そうだったので、中へ入るのは遠慮しました。
さて、今夜の夕食は。。。
旅行中の夕食は楽しみでもあるのですが、これが連日だと、考えるのも面倒になってきます。
でも今日は本当に本当に最後の夜。
思い出深い夜を過ごしたいなあ~。
チャイナタウンはしばらく歩いてはみたのですが、屋台、夜店、観光客と人並みに押され、ゆっくり過ごせる雰囲気ではありません。
う~んとうなって、疲れたときのいつもの手助け、ガイドブックに載っているお店を探しに昨夜の街、ブキッ・ビンタンへ。
そこで、探していたお店はみつからなかったのですが、思わぬ素敵な場所に迷い込みました。
Chankat Bukit Bintang通りです
おしゃれな各国料理のレストラン・バーが連なり、まるで六本木か青山か。
(本当に「代官山」なんてレストランがありました。。。)
その中から、インド料理のお店で夕食を。
私はチャパティがマレーシアで進化したというロティ・チャナイが食べたかったので聞いてみると、メニューにはないけど、作ります!とのこと。
このロティ・チャナイ、薄皮を重ねて焼いたパンで、ナンやチャパティよりもサクサクしておいしいんです。すっかりファンになりました。
あとはラム・カレーとタンドリー・チキン
どちらも本格的。スパイシーで辛いでもうまい
ビール1jug(38リンギット)入れて、これで93.7リンギット(2,811円)。
二人で1000円くらいで過ごしていたタイやカンボジアほど安くはありませんが、こんなおしゃれなダイニング・バーでこのお値段はお得。
私達のタイ・マレーシア旅行、とうとう最後の夜が更けていきます。
私達の今回の旅、いろいろすったもんだやら、出来事やら不調やらありましたが、なんとか無事最後の夜となりました。
途中、みなさまにはどんなにか、ご心配をおかけしたことと思います。
でも何とか、みなさまの応援のおかげでここまでたどり着くことが出来、いつもこの拙いブログをお読みいただいたこと、暖かいコメントをいただいたこと、本当にありがとうございました。心から感謝いたします。
また、機会があれば(体力をつけて、先立つものも貯めて)いつの日にか、こんな旅を続けたいなあ~。
ライトアップされたKLタワーと、ツイン・タワー
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コメント
1か月の長旅、お疲れ様でした。
今回も、まるで一緒に旅をしているように楽しませていただきました。まずは無事のご帰還おめでとうございます
投稿: kz | 2012.02.21 06:34
私たちはまず本屋さんに行き、図鑑を買うけどね~
ヘタに貸しちゃったからそういう事になっちゃったのかも・・・
空港でも買えると思うけど、どうでしょう?
気温差がかなりあるのでヒートショックに気を付けて帰って来てね
投稿: 黒猫 | 2012.02.21 09:16
kzさま、
最後まで暖かいコメントをありがとうございます~。
ヨーロッパの時と違って体調不良などいろいろあったので、きっとハラハラしてお読みになってことでしょう。
灯台もと暗しで、いままでアジアのことをあまり知りませんでしたが、面白い旅が出来ました。
実家にも寄って帰るので、正式な帰還はまだですが、また旅行話、聞いてくださいね~。
投稿: kiho | 2012.02.21 11:40
黒猫さま、
昨日amazonでチェックしました。
帰ったら注文するつもりです~。
最初の頃はバラの旅だったので、そんなに必要性を感じなかったのよね~。
バンコクの書店で、鳥と花の本を両手に持って、考えた末、花の本を買っちゃった。
あまり役に立たない花の本だったから、鳥の本にしていれば、といまさらながら後悔。
黒猫さんの貸してくれた鳥の本、ボルネオじゃない立派なのを持ってくれば良かったんだけど、すべては。
ま、それも必要を感じてはじめて知ることでした。
どちらにしろ、無事に終わって、充実した旅になりました。
応援ありがとう~。
投稿: kiho | 2012.02.21 11:47