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2012.02.13

アンコール・トム観光など

2月12日

今日も自転車。
おなじみのお店で一台2ドル

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ここカンボジアは、リエルという歴きとした貨幣があるのですが、不思議なことにアメリカドルが一番流通しています。

しかも米ドルで支払うと、おつりがリエルで来るというのもまた不思議。
1ドルが4000リエルに相当するのですが、頭の中でもらったおつりがいくらになるのか、一瞬う~んと固まってしまいます。

もちろん地元の人は馴れたもの。値段を言ってくるときにも、ドルだといくら、リエルだといくら、とちゃんと両方しっかり把握しています。

ここシェムリアップは、アンコール・ワットの観光拠点として栄えている街で、ここだけしか知らない私達には本当のカンボジアは見えないかもしれません。

でも明らかに、マレーシアやタイとはまた違っています。
昨日はランドリーを探しに出て、たまたま小学校の近くで下校時に遭遇したのですが、次々に迎えに来る父兄でごった返していました。

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まだ親が迎えに来ない子たちは、いつも置いているのでしょう、ミニマートの椅子にカバンを放りだして友達とふざけています。
ミニマートの前でドリンクを飲んでいた私達にもおかまいなし。
かわいいので思わず写真を撮りました。

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こんな送り迎えしてもらう子供たちがいる一方で、遺跡の近くには学校に行っていてもいい年齢の子供たちが昼間から絵ハガキ、小物などを売っています。
こんな格差もこの国の特色なんでしょう。

ここのホテルでつい昨日、ポルポト政権下の裁判のひとつに判決が出たとのニュースがNHKで流れました。
世界にも配信されるそんな暗い時代の記憶が、まだまだこの国にはあちこちに残っています。

それでも、人々の活気のあること
物売りをしていても、子供たちの利発で知識欲のあること

相手を見て、各国語で話しかけてきます。
お兄さんかっこいい、おねえさんかわいい。
韓国の人には、アニハセヨ。
中国の人には、謝謝。
英語もフランス語も

街のレストランの給仕をする女性たちは、みな元気でスタイルよく語学力もあって、そのまま薄衣装をまとったら、まるでデバターたちです。
カンボジアという国が、これからだという力強さを感じました。
なによりも、カンボジアには、アンコール遺跡という偉大な祖先の大いなる財産があるのですもの。

今日は、アンコール・トムと呼ばれる王都の観光。

王宮の横に並ぶのは、バプーオン
11C半ばに作られた王宮の寺院。

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ここに登って、また水の王国を実感しました。

寺院に続く参道

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ここになみなみと水がはられたとき、この参道は水の上に浮かぶように見えるため、空中回廊と呼ばれています。

パブーオンのデバターも美しい

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王宮自体は木造のため、何も残っていませんが、その手前には女池、男池が。

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沐浴の池だったそうです。

王宮の敷地手前にはピミアナカス寺院。天上の宮殿と呼ばれていたそう。

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王宮の敷地横の森を通り抜けようとしたら、いきなり森の中に現れたプリア・パリライ。12c初頭に作られた寺院。

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木の根にからみとられて、森の中にたたずむ姿はとても印象的でした。

王宮に入る入り口にあるのは、有名な象のテラス

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その奥にあるライ王のテラス

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バイヨン寺院は仏教のお寺。

バイヨン寺院

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塔の4面に彫られた観世音菩薩像(これは中でも一番美しいという像)

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今日の私は天女たちに夢中~

バイヨン寺院に1000本はあろうかと思われる無数の柱の4面に踊る天女が描かれているのですが、見比べると、どれひとつとして同じものはありません。

髪飾り、装身具、ハスの花の形も。当時の職人たち、デザインした人たちが手を抜いていない、本気の技を感じました。

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ただし、ここにいたる頃には私はもう疲れがたまって、ふらふら。
午後の日射しの強さも影響していたんでしょう。
ひととおり見学し、たっぷり滞在もしたのですが、宇宙の中心と言われるバイヨン寺院の印象がとても薄いままでした。

それでもやっぱりデバターもきれい

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このほほえみ、秀逸です

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アップにしたお顔

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自転車での帰り道。

並木のコブがデバターに見える私は変。。。Kokiという木だそうです。

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Koki

夜はカンボジア料理店へ。

川魚のスープ(この辺は内陸の川魚が有名です)

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野菜と鶏肉の炒め物(これもカンボジア風。薄味でとても口に合います)

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カンボジア春巻き(たれが甘く、たれに入っているナッツ類が香ばしくておいしい)

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ここシェムリアップのレストラン街は今、ビールがジョッキで「0.5ドル!」と競い合っています。
我々もジョッキ3杯。
お料理とビールでたった11ドルです!

今日もお読みいただき、ありがとうございます~。

P.S.

シェムリアップで泊まっているホテルはとても快適。だって4つ星ホテルなんです。

(経済的ホテルに泊まっている我々には画期的)

アンコール・リビエラ・ホテル

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アンコール・ワット観光は疲れそうで少々良いホテルに泊まりたかったので、口コミの評判も良いし、ここにしました。

でも4つ星といっても、1泊二人で朝食付き2,872円

快適だし、観光にも便利。ランドリーもすぐ裏に。(1kgで1ドルです~。

アジアはホテルが割安で泊まれるので、うれしいです。

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コメント

アンコール・トムの美しい写真がたくさんアップされていたので。
今日は食い入るように画面を見ちゃいました

自分のペースで遺跡めぐりができる自転車って、いいですよね~
あたしのブログがお役に立てたのなら、そんな嬉しいことはありませんよぉ
こちらこそ、ありがとうございます!!

アンコールのドラフトビール、懐かしいです。
ライトな飲み口で、結構いけるんですよね
ベトナムでは生ビールを見かけないので、正直うらやましいなぁ・・・

今日は、ダラットワインを飲んで寝ようと思い・・・購入してきたのですが。
コルク抜きが途中で壊れてしまい、おあずけ状態
ちょっぴり切ない夜を過ごすことになりそうです(笑)

投稿: みゅう | 2012.02.13 01:35

みゅうさま、

いつもコメントをありがとうございます~。
みゅうさんの旅をなぞるように旅してきましたが、
私達はもうあとわずか。

シェムリアップも今日旅立ちます。

あとはマレーシアでゆっくり過ごすつもりです。

ベトナム、そっか~、生ビールはなかったんですね。
私達が行ったときは、xxxxビールを愛飲していました。Four-Xと読むと知らずに、エックスエックスとか、バツバツバツバツとか呼んでました。

投稿: kiho | 2012.02.14 10:04

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