ランカウイで本格バードウォッチング
2月17日
今日の我々は本格バードウォッチャーやってきました~。
本格バードウォッチャーの心得その1---早起き。
ちゃんと7:30に出発。(ツアーですから。)
心得その2---双眼鏡は一人が一つ。
ちゃんと持ちました。(ひとつでいいね、と持参したのは不真面目に1つでしたが、ツアーでもうひとつ貸してくれました。)
心得その3---鳥のフィールドガイドを持参。
日本から持参。ただし友人がたくさん貸してくれた本の中から、(一番軽い)ボルネオ島のフィールドガイドだけを持参したため、案内人からは「それはボルネオ」とすぐに切り捨てられました。
確かに、同じマレーシアだからいっか~と持参したフィールドガイドでしたが、ボルネオ島とランカウイ島では大きく違うものなんですね~。
北海道と沖縄くらい違うんでしょう~。(いまさら納得。)
今日見た2種のカワセミは、どちらもボルネオのフィールドガイドには載っていませんでした。
(アカショウビンは北海道にも沖縄にもいるのにな。。。ぶつぶつ)
ツアーの車
ガイドさんは現地の若い元気いっぱいの女性案内人。
場所も鳥も詳しくて、自分も鳥に夢中~。
私達に見せてくれようと一生懸命で、ガイドさんのスコープですぐに合わせて見せてくれます。
参加者は私達だけだったので、朝一番に彼女の方から「何が見たいですか?水鳥?」
いえいえ水鳥は苦手で、と苦笑。区別がつかないんだもの。
「キングフィッシャーが見たい」と希望すると、なんと、連れていってくれたマングローブの水辺で、第一番の出現鳥がカワセミ
(まさき撮影:Canon Eos Kiss)
Brown Headed Kingfisher
しかも、水辺の枝にじっととまって観察し放題です。
そこにはまた、カラフルな黄色の鳥が。(Black Naped Oriole)(写真なし)
枝先には、頭がベッカム刈りのかわいい鳥が。(Nikonコンパクトデジカメ、ガイド方式で撮影)
Yellow Vented Bulbul
すかさずスコープに入れて見せてくれた後、ガイドさん自身も、
「そうだ、イェイ!」
と言いながら自分のCanonコンパクトデジカメをスコープの接眼レンズに合わせ、ズームしてピントを合わせてパシャ。
あららら~。
すごい裏技~。
高倍率でベッカム頭がばっちり撮れてます。
夫の持参した一眼レフでもここまでズーム出来ません。
この裏技、私のNikonコンパクトデジカメでやろうとしても、せいぜい対象だけなんとか丸枠で撮れるだけでした。
上の写真です。。。
このガイドさん、その後もこの技で、他のカワセミ、サイチョウも撮って、メールで送ってくれるとのこと。
気が利くわあ~。良いガイドさんにも当たりました。
ガイドさんにも、というのは、今回の我々は大当たりで、いきなりカワセミが2種。
その後も次々と、ランカウイにしかいない貴重種のサイチョウ、ワシなどの大物が出現。
Mountain Hawk Eagle (クリックしてみてください。頭に冠羽があります。)
途中でバードウォッチングしていたイギリス人のバードウォッチャーからも、驚かれるほど、見やすい位置でバッチリ、ランカウイならではの鳥が姿を見せてくれました。
まずはドロンゴ。
スコープでもバッチリ、特徴的な2本の尾羽が先端まで見えました。
優雅に飛ぶ姿も。
このドロンゴは頭に冠羽があり、尾羽の先も太く、一般的な尾羽の長いDrongoよりも貴重種なのだそうです。
Greater Racket-tailed Drongo
Nikonガイド方式で撮影
このツアー会社のシンボルにも使われている大サイチョウ。縦長の穴は巣穴だそうです。
Great Hornbill
この大型種のサイチョウも、マレーシアでは見られるのはランカウイだけだそうです。
数が減っているのを、先ほどのイギリス人は心配していました。
Great Hornbill飛翔
田んぼの電線にいたカワセミ。
White-throated Kingfisher
やっぱりアジアでは電線にカワセミがいるんですね~。
何度も電線に戻ってくるので、じっくり見ることができました。
水鳥が苦手、と言ったので、森林の鳥を中心にランカウイで一番高いグヌン・ラヤ山の森へ連れていってくれたので、お昼近くなっても気温も涼しくとっても快適。
でもさすがに日中は鳥の動きもにぶくなり、無事お昼に終了しました。
野生の猿 Dusky Monkey
最後に、今日出現した鳥を、手書きリストを渡してくれた親切さ。
「全部で29種。30種いかなくて残念~」と彼女。
明るくて元気でとっても良いガイドさんでした。
昨日は移動で早起き、今日も早起きで眠くてしかたなかった私達。
部屋で休もうと思って帰ったのですが、、、。
そうだ!
ここはリゾートだったリゾートしなくちゃ。。。
と今、ホテルの専用プールサイドのデッキチェアでお昼寝中です。
午後のけだるい時間を、充実したバードウォッチングをした満足感をかみしめながらゆっくりするぜいたくな時間。
これがやりたかったんです~。
冬まっただ中の日本に居るみなさま、申し訳ありません~。
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コメント
ランカウイはあたしにとって、マレーシアの新たな魅力です。
これからのブログが、ますます楽しみです
野生の生き物を相手に、充実した観光ができたのは

きっと、kihoさんの日頃の行いの良さあってのコトなんでしょうね~
リゾートホテルのプールサイドもステキ~
(笑)
あたしもリゾートしたくなっちゃいました
投稿: みゅう | 2012.02.18 00:05
みゅうさま、
いつもコメントありがとうございます。
みゅうさんのペナン、あらためて拝見したら、
充実したペナン滞在でしたね~。
私達は暑さでいきなりまいってしまって。。。
軟弱ものです。
だから行いがいいかどうかは、、、
自信ぜんぜんありません。。。
プールはキャンセルしたホテルの方が良かったです。
いちおう高級リゾートだったから。
一日でも滞在すればよかったかも。
なんて、意志薄弱に今頃考えてます。
ランカウイはひたすらのんびりするつもりですので、
あまり期待しないでくださいね~。
投稿: kiho | 2012.02.18 11:10
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
投稿: 初めての株 | 2013.12.18 11:25