プー・ピン宮殿 バラの離宮
2月6日
北方のバラと呼ばれるチェンマイ。
そこに冬、バラが咲く宮殿がある、とガイドブックに数行の紹介文。
それだけで来てしまったこの街でしたが、バラ好きの私にはなにやら大いなるバラの予感がありました。
そして今日、山道を車で登ること1時間、たどり着いたのは高地の離宮。
プー・ピン宮殿の入り口 (入場料50バーツ)
山の中腹一帯をしめる広大な敷地の中にバラはというと、それがもう全体がバラ園なのでした。
しかも手入れよく、今がまさに花の盛り。
花も大きく香り高く、幹も立派です。
受付にバラはどこにありますか?と聞いたところ、一瞬迷ってパンフレットのバラマークの中の特に大きなバラマークを2カ所教えてくれて、「こことここ」。
よく見ると小さなバラマークはそこかしこに。
この宮殿全体が、バラの宮殿と呼んでもいいほど、敷地内いたるところにバラが植えられ、しかもちょうどこの2月を花の盛りと咲き誇っているのです。
なんて幸せ!なんて幸運!
受付の人が教えてくれた大きなバラマークの一つ目は、さすがに格が違ってバラ中心の植栽がされていました。
ほとんどのバラにきちんと名札が。
これはラベンタードリームかと思いましたが、MACspiceだそうです。
こんな噴水コーナーも。(奥にバラの生け垣)
チェンラーイのドイ・トゥーン・パレスをその一帯の地域興しのために作り上げた皇太后は、ここプー・ピン・パレスにも一時お住まいだったとのこと。
現在の王室ご一家も、冬場の離宮として今も時々ご使用になるそうです。
途中休憩ができるカフェコーナーがあり、そこにはバラを浮かべた水盤が。
これこれ。
昨夜のフラワー・フェスティバルで、模していました。
二つ目のバラ園は、そのさらに上、さらに奥。
なので特にバラ好きでない人たちは、カフェコーナーで休むと下っていってしまいます。なんてもったいない。。。
なぜなら、そこには想像を超えるバラ咲き誇る別世界が展開していたのです。
二つ目のバラ園はSuan Suwareeと名付けられ、現在の王妃様が原案を立てて作られたバラ園だそうで、またまた別格の風情です。
そこに、バラに導かれてやってきたもう一組のご夫婦連れが。
どちらから?とお聞きすると、「イギリスから」とのこと。
やっぱり。。。
ここまで来るのはバラを愛するイギリス人でした。
そして、私達同様、タイのバラ園に心から感動していました。
ここはタイ。今は2月。
タイの2月に、こんな感動のバラに出会えるなんて、と顔を見合わせて大いに共感。
イギリスの方も絶賛、バラ好き妻もほれぼれするバラの宮殿。
熱帯のマレーシアやタイを旅行して、なぜバラを求め続けるのか、我ながら少々自分にあきれながらここまで旅してきました。
でも今日、はっきりと言うことができます。
バラ香る離宮、プー・ピン宮殿にみちびかれて来たのだと。
プー・ピン・パレスはまちがいなく、世界に誇れるバラの名庭園のひとつでした。
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