クレマチス・ビチセラ
クレマチス・ビチセラ・エミリオ・プラター
(Clematis viticella Emilio Plater)
今日は我が家のクレマチス・ビチセラ種をご紹介します。
ビチセラとは「小ブドウ」の意味だそう。紫系の色が多いのはそのせいかしらん。
春日井園芸センターの杉本公造氏によれば栽培の歴史は古く、1569年にはもう栽培されていましたが、1858年イギリス人ジャックマンが、このビチセラを交配親にして大輪濃紫種のジャックマニーを作り上げたことで、クレマチス史上の一大センセーションを巻き起こしたそうです。そんな重要種だったのです。
ジャックマニーはビチセラの濃紫色を受け継いだのですね。
(なので我が家のジャックマニーもついでにここでご紹介~。)
冬場地上部はほとんど枯れこみ、毎年春から花の季節に向けてぐんぐん枝を伸ばします。
年々勢いを増すそのスピードにはびっくりするのですが、冬にはすっかり枯れてしまうので、お手入れは楽です。
薔薇が終わりかけの頃から咲き始め、さみしい夏の庭を彩ってくれる嬉しい花です。
クレマチス・ビチセラ・ポーリッシュ・スピリッツ
(Clematis viticella Polish Spirits)
クレマチス・ジャックマニー
(Clematis Jackmanii)
その一大センセーションを引き起こしたジャックマニー種。
クレマチスの中では咲く時期は少々遅く、北海道では7月下旬。
ビチセラ種のように冬場地上部は枯れますが、その後の生育は旺盛でたちまちアーチを駆け上がります。
センセーションを引き起こしただけあってその印象的な青色も、ガーデンの中での華やかさもひと味違います。大輪の花が青空を背景に咲き誇る姿は圧巻です。
kiho
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