« ザンガーハウゼン薔薇園 | トップページ | ライン川上り列車 »

2008.06.21

ドルトムント、ヴェストファーレン公園薔薇園

Img_0023

ドルトムント、ヴェストファーレン公園薔薇園
Deutsches Rosarium
Westfalenpark, An der Buschmuhle 3, Dortmund, Germany

地下鉄U45,49Westfalenpark駅下車すぐ
入場料2ユーロ

6月20日
いよいよ私たちの薔薇の旅、最後の薔薇園となったドルトムントのヴェストファーレン公園の薔薇園。あまり期待もせずに訪れたのですが、その比類のない出来映えに夫と私はしばし呆然、動けませんでした。これは驚異の薔薇園、ザンガーハウゼンを越えると結論しました。

Img_0017_2

地下鉄Westfalenpark駅を降りて公園まではすぐ。公園に入って薔薇園はどこかしらと歩きはじめるとそれらしい門構え。そこから薔薇園は始まっていました。Img_0024
ひとつひとつテーマ毎に小さく区画され、ロマンティックガーデン、サンクンガーデン、ミニチュアガーデンと続いていきます。


Img_0027 どれも整備され名札も付き、十分な見応え。しかも区画はしだいに大きくなり、コルデスの庭、タンタウの庭となるともう薔薇のブッシュも点在して見るのも走り回るほど。
ドルトムントなんだから、ぜひ薔薇のドルトムントを見なければ、と探したらありましたありました。Img_0088
でもそれ以上の数々の名花の中で探すのもやっと。

    右手の赤薔薇はドルトムント

ようやく区画も終わりかけたようで、そのあたりには見あたらず、じゃあ一休みとカフェでお昼。

Img_0093

お昼を食べ終わって帰り道、さきほどは気付かなかった薔薇のブッシュがここに、あそこに、遠くにも。え?とあわてて近くの展望タワー乗り場で薔薇園の小冊子(Deutshces Rosarium, 5ユーロ)を買ってみてみると、なんと私たちはまだ薔薇園のちょうど真ん中にしか到達していなかったのです!

そういえばそこら一体はオールドローズの植栽。それも一株一株が大株で、端から端まで歩くのも大変。Img_0004
Img_0094  スタンダードローズばかりを集めた区画。近代薔薇の区画。そして最後の38番目の区画はというと、、、。

 

Rosengarten im Kaiserhainと名付けられたこの区画が驚異だったのです!

Img_0013_3

もう区画なんてもんじゃありません。Img_0012_2
ここだけでパリのバガテル、あるいはライレローズの規模。

Img_0015

そして規模だけではなく、広い芝生はドラマティックに区切られ、あるいはアーチ、あるいは噴水、あるいは高低差をつけた庭を作りそこに色合いも考慮されたつる薔薇、ブッシュ薔薇、ミニバラ、原種薔薇が、薔薇だけではなくいろいろなコンパニオン・プランツと配色よく形良く植栽されているのです。Img_0016


さらに驚くべきことは、そこここに彫刻が置かれて変化を付けているだけでななく、踏むと音程の違う音が出る仕掛け、鳴らすと音を奏でる仕掛け、

奥にドラ、下がっているのはパイプ。これは38番の区画ではありませんが。

Img_0071

回すと面白い造形となる仕掛けがあちこちに(でも決して景観的にも不自然ではなく)無数に工夫されていたことです。Img_0025_2 なので私たちが居た間にも子供達が広い薔薇園を駆け回り、こうした仕掛けを奏で、さわりながら楽しんでいました。あまりに広い薔薇園なので、子供達が走っても静かに薔薇を見る人の邪魔にもならず、むしろ時々聞こえてくる心地よい仕掛けの音が楽しみな位でした。

ノウサギが芝生に。他にも何匹も。ヤマゲラもリスもいました。

Img_0040

ザンガーハウゼンを見たときに、確かに規模も品種数も世界一、と心底納得したのですが、このドルトムントの薔薇園を見た途端、世界一の基準は規模や品種数だけでは決められないと実感しました。
薔薇園としての完成度の高さ、薔薇園を越える公園としての完成度の高さ、いろいろな意味で、ドルトムントのヴェストファーレン薔薇園は(私には)世界でも屈指の薔薇園に思えました。

kihotulip

|

« ザンガーハウゼン薔薇園 | トップページ | ライン川上り列車 »

2008ヨーロッパ旅行記(5/29-6/27)」カテゴリの記事

コメント

写真で見るだけでも、その広さとバラの種類の豊富さ、景観の変化、手入れの良さが充分伝わってきます。
バラって、本当に人々から深い愛着を持たれているんですね・・・
たくさんの世界屈指の素晴らしいバラ園便りを有り難う!!

投稿: kz | 2008.06.21 08:57

素晴らしいバラ園があるのですね。本当に堪能なされた御様子、羨ましい!!昨夜蓼科バラクライングリッシュガーディンから戻りました。今回は女性9名男性2名の11名での参加、女性は夫々、工夫を凝らした帽子でドレスアップしてガラパーティを楽しみ、ラッフルでは3名が絵,寄せ植コンテナ、バラクラ御菓子のセットが当たり大喜び、シェイクスピア・オープンシアターも感激でした。バラは蕾が多く今年は2週間、開花が遅れているとのガーディナーのお話でチョット残念でしたが目一杯楽しんできました。
我が家のバラはまだ2部咲きで今日も気温が低いです。

投稿: マーサ | 2008.06.21 09:10

わかります。わかります。
まさに’にくし’の域に達するほど見事バラ園なのでね?
ほんとうにラッキーな旅ですこと!
あともう残すところ〜日でしょうか。
どうか最後まで、Bon voyage!

投稿: jeudi | 2008.06.22 18:35

リヨンに始まりドルトムントで終わる数々の素晴らしいバラ園便り、とても楽しませて頂きました。有難うございました。
今までバラはイギリスと思っていましたがドイツのバラ園も見逃せないと思いました。そしてそういうバラ園が市や国できちんと管理運営されていることも羨ましいことですね。
できることならこの旅がもう少し続くことを願いつつ・・・

投稿: マダム・アルディー | 2008.06.23 23:58

kzさま、マーサさま、jeudiさま、マダム・アルディーさま、

みなさま、さすがこの薔薇園の良さをわかっていただけたんですね。
ドイツの薔薇に対するこだわりとセンス、おそるべしです。

kihotulip

投稿: kiho | 2008.06.27 22:47

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/515481/41596766

この記事へのトラックバック一覧です: ドルトムント、ヴェストファーレン公園薔薇園:

« ザンガーハウゼン薔薇園 | トップページ | ライン川上り列車 »