フェルメールに終わる旅
6月25日
アムステルダム2日目、飛行機の出発は18:10なので宿に荷物を預けて、ゴッホ美術館と国立美術館に出かけました。
私は以前一人でアムステルダムに来たときに一度どちらも見ているのですが、前回は見落としたのかなかったのか、気付かなかった作品がありました。国立美術館のフェルメール「牛乳を注ぐ女」です。国立美術館にはレンブラントの「夜警」があり、これは1室の壁一面を占める大作ですが、この「牛乳を注ぐ女」はまた、想像していた大きさよりもさらに小さな作品でした。
小さな小さな作品なのに、この時代の他の画家と比べてそこだけぽっと明かりが射しているかのように、ほのぼのと明るい作品です。そしてその作品の中でさらに一点、壺から注がれるミルクのしたたりがいっそう際だって白く光っています。絵全体は静けさが支配しているのに、そのミルクだけはしたたる音まで聞こえそう。
この旅の最初の滞在地デンハーグで見た「真珠の耳飾りの少女」。その耳飾りの真珠が同じように、重さでぽとりと落ちてしまいそうにことさら白く光っていました。
そして旅の最後にまたフェルメール。
今回の旅、特に意識したわけでもなく、フェルメールに始まりフェルメールに終わった旅でした。
実はインドネシア料理に終わった、、。アムステルダムの本格的インドネシア料理、おいしかった~!
kiho
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